chu♥chu ねっとわーく≪中社連福祉推進部会≫

　琉球新報活動賞の授賞式ならびに祝賀会は、平成22年2月4日の木曜日、琉球新報ホールで行われました。

　琉球新報社の高嶺朝一社長から、賞状を受けるゲンちゃんこと前川守賢さん。

　いつにないゲンちゃんの神妙な面持ちにも、なぜか会場からは「クスクス」と笑い声が…
　



　つぎに、愛ちゃんこと饒辺愛子さん。

　さすが、「笑顔の達人」の称号を持つ？愛子さん。終始満面の笑顔で接し、賞状を受け取った後、自ら社長へ握手を求めると、どっと会場から笑いを誘いました。

　笑顔宅配サービス17年間の功績が認められた瞬間でした。


　ゲンちゃんのあいさつ（要約）
　『私たちの活動が「自信」から「確信」へと成長させた出来事が、15年前に行った「阪神淡路大震災」救援コンサートです。私たちは、その売り上げ金200万円を直接神戸に届けながら、現地の仮設住宅など3か所で「出張・笑顔宅配サービスｉｎ神戸」として、慰問活動をすることになったのです。
　とはいえ、数多くの尊い人命を失い、そして街ごと破壊された人々の心境とは、いかほどのものであったか。現実を目の当たりにした私たちは、「笑顔」を届けるこの使命に躊躇し、不安を感じていたことを覚えています。
　そして本番！　どんより重たい空気のなかをスタートしました。私たちの不安をよそに、次第にあちらこちらから笑い声！　時に涙！　フィナーレには会場いっぱい、万来の喝采をいただきました。当時の神戸新聞には、「震災後初めて笑った」とみだしが躍りました。ウチナー口や沖縄民謡になじみのないところでの「笑顔宅配」に、今後の活動に大きな自信を得た瞬間でした。これからも、饒辺愛子さんとともに、たくさんの笑顔を振りまいていきたいと思います。』

　愛ちゃんのあいさつ（要約）
　『沖縄市社会福祉協議会の職員の方から、ご自宅で静養している体の不自由なお年寄りの皆さまへ民謡をお届けする「笑顔宅配サービス」のお話があったのは、平成5年のことでした。私と、そして同じ民謡歌手の仲間で、沖縄芸能界きってのエンターテイナー、ゲンちゃんこと前川守賢さんがこのボランティア活動に参加して、今年で18年目を迎えることになりました。
　学校の家庭訪問のように、お年寄りのお宅を一軒一軒回るのですが、どこのご家庭でも手厚く歓迎されることがとてもうれしく、歌手冥利に尽きます。また、街を歩いていても多くの皆さまから激励の言葉などを頂戴いたします。
　このごろ思うのは、お年寄りやそのご家族に「笑顔」をお届けしているつもりが、かえって自分自身が皆さまから「元気」を頂いている、ということです。そんなことから、私たちを必要とする方が一人でもいる限り、これからもこの活動をずっとずっと続けていきたいと思っております。』

　わが沖縄市からは、民生委員さんなど約50名の大応援団が駆けつけました。

　この祝賀会への呼びかけ人は、
　嘉陽宗吉（沖縄市社会福祉協議会会長）
　屋宜恒一（沖縄市民生委員児童委員協議会会長）
　備瀬善勝（音楽プロデューサー）
　のご三方です。（敬称略）

　みんな嬉しそう。

　お約束!　もちろん祝賀会では、「パーティー版・笑顔宅配サービス」のお披露目です。

　ハイタイ寄しりてぃちゃーびたん
　かなさんどう
　肝愛さ節
　遊び庭・・・などなど、大ヒット曲のオンパレード

　また、名物の「三線鑑定」や「沖縄ブギ」など、テルリン（故・照屋林助氏）や父親の前川守康氏の演芸を披露。会場を大爆笑の渦にまきこみました。


　祝賀会に駆け付けた皆さんからの花・花・花の贈呈に、お二人のほほは緩みっぱなし・・・。

　会場中、お花のあま～い香りにあふれていました。






　最後は記念撮影！

　お二人さん、これからもますますお元気で、多くのお年寄りの皆さまに笑顔をお届けくださいね。




　「あしびなーシアター～元ちゃんと楽しい仲間」チケットプレゼントについて

　沖縄市社会福祉協議会（お申し込み先）

　※応募の締め切りは3月17日(水)。応募者多数の場合は抽選となります。また、当選者の発表は当会から直接メールにて行います。
　※この企画は、元ちゃん芸能オフィスのご協力により行われています。


　西原町社会福祉大会　ゲンちゃんの記念講演について

　こちらのサイトをご覧ください。



　金城和彦＠沖縄市