2010年03月11日

一粒のぶどう

一粒のぶどう
 
 3月ですねー締めの月ですねー。忙しい毎日でしょうが、ゆっくりゆっくりいきましょうねー。
 いつもいっぱい感謝感謝です。
 次年度計画、予算で大変だと思いますが、地域の方々がキラキラするようなイメージでいきましょうねー。
 別れビーサを感じながら3月も楽しみましょうねー。

 忙しい中でも今できることをゆっくりゆっくり・・・



 有名な話なのでご存知かもしれませんが、聖路加病院に入院されていた患者さ
んと高島屋の店員さんの実話だそうです。


子供を思うお父さんの気持ちと、それに応えたこの店員さんの心意気に感動しました。





”一粒のぶどう”というお話をご紹介します。



ある不治の病の女の子の話です。



一歳の時から入退院を繰り返して、
五歳になりました。



様々な治療の甲斐もなく、
ついにターミナルケアに入りました。



もはや施す術もなく、
安らかに死を迎えさせる終末看護、
それがターミナルケアです。




冬になり、
お医者さんがその子のお父さんに言いました。



「もう、なんでも好きなものを食べさせてやってください」



お父さんはその子に、
何が食べたいか、ききました。



「お父さん、ぶどうが食べたいよ」と、
女の子が小さな声で言いました。




季節は冬、
ぶどうはどこにも売っていません。



でも、
この子の最後の小さな望みを叶えてやりたい。



死を目前に控えたささやかな望みを、
なんとか、
なんとかして叶えてやりたい。



お父さんは東京中のお店を探しました。



思いつく限りのお店、
あのお店も、
このお店も、、、、、、



足を棒にして、
探し回りました。



でも、
どこのフルーツ売場にも置いていません。



最後に、
あるデパートのフルーツ売場を訪ねました。



「あの…、ぶどうは置いていませんか?」

祈る気持ちで尋ねました。



「はい、ございます」

信じられない思いで、
その人のあとについて行きました。



「こちらです」
と案内されたその売場には、
きれいに箱詰めされた、
立派な巨峰がありました。



しかし、
お父さんは立ちすくんでしまいました。



なぜなら、
その箱には三万円という値札が付いていたのです。



入退院の繰り返しで、
そんなお金はもうありません。



悩みに悩んだ末、
必死の思いでお父さんはその係の人に頼みました。



「一粒でもいい、二粒でもいい、
 分けてもらうわけにはいきませんか?」



事情を聞いたその店員は、
黙ってその巨峰を箱から取り出し、
数粒のぶどうをもぎ、
小さな箱に入れ、
きれいに包装して差し出しました。



「どうぞ、二千円でございます」


震える手でそのぶどうを受け取ったお父さんは、病院へ飛んで帰りました。



「ほら、おまえの食べたかったぶどうだよ」



女の子は、
痩せた手で一粒のぶどうを口に入れました。



「お父さん、おいしいねえ。ほんとにおいしいよ」



そして間もなく、
静かに息を引き取りました。


◇◇◇◇◇


店員さんの行動に、感動ですねー。
常識や枠に捕われて仕事するのではなく、
“本当に誰かのためになる”ひとりの人にスポットをあてる
志事がしたいと思いました。

☆☆☆
『常識は情熱で

超えてゆける』
てんつくマン☆おすまし

感謝感謝キラキラ 



鉛筆大城健@北中城村




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Posted by chu♥chu ねっとわーく at 08:11│Comments(2)幸せおすそ分け
この記事へのコメント
大城 健さん
はじめまして ケンです!

一粒のぶどう ですか!
泣けました! ナダ グル グル~です!

お父さんも探しまわって 凄いけど!

この店員さんよ~!
やる事が もう 凄い通り越して ニクイですね!

ありがとう ございます!

イイお話しでした! 感謝!
Posted by ケントミケントミ at 2010年03月12日 21:53
 ケントミさんへ

 やさしいコメントありがとうござます。イサムさんや、やぁよぉさんや
つえ蔵さんからいつもケントミさんの話を聞いていますよー。

  ケントミさんの沖縄全体に広がる活躍をいつも、北中城村から
そーっと応援していますねー。感謝感謝。

☆☆☆
『どうしたら
自分が成功できるかより
どこまで
誰かのために苦労できるか』
福島正伸☆楽しい一日を
Posted by 大城@北中城村 at 2010年03月13日 08:06
 
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